
合宿免許ってよく聞くけど、何がいいの?
…という疑問に答えます。
ちなみに私は大学生時代に合宿で免許を取得しました。
14日間の合宿免許で仮免試験・技能試験に合格し、ストレートに卒業。
その後すぐに本免試験を受け、免許を取得しました。
実際に合宿で免許を取得した私が、合宿免許のメリットデメリットについて書いていきたいと思います。
合宿免許と通いの違い
まず最初に、合宿免許と通学の違いについてはこんな感じです。
【通学】 | 【合宿】 | |
期間 | 1~3ヶ月 | 14日間 |
価格 | 約28~33万円 | 約20~30万円 |
教習日 | 毎回予約が必要 | 毎日
(入校した時点でスケジュールが決まっている) |
交通費 | 支給なし | 支給あり |
食事 | なし | あり |
不合格のときの保証 | なし | あり |
赤字の部分がとくに合宿免許の良いポイントだと思っています。
自動車合宿免許のメリット

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①安い
まずは、言うまでもなく安いこと。
『通学』が約28~33万円なのに対し、合宿免許は約20~30万円で免許を取得できます。
価格に幅があるのは、繁忙期と閑散期によって値段が違うからです。
閑散期を狙うと安く済みますし、繁忙期でも入校日や選ぶ教習所によって安くなります。

私は夏休み(繁忙期)に入校しましたが、24万円くらいだったと思います。
②短期間で取得できる
短期間で取得できること。
『通学』が1~3ヶ月かかるのに対し、『合宿』だとたった2週間で仮免を取得できます。
もちろん丸一日かかって教習を受けるので、2週間の間は用意された宿舎で生活することになります。
バイトに行ったり、自宅に帰ったりすることはできません。
③スケジュール管理しなくていい

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3つ目はスケジュール管理しなくていいこと。
『通学』の場合、次の教習を受ける日を予約しなければいけません。
繁忙期の場合はなかなか予約がとれないので、かなり間隔が空いてしまうことになります。
その点、『合宿』の場合は入校した時点で2週間のスケジュール(時間割)が決められているので、あとは時間割通りに教習を受けるだけでOKです。

自由時間もたくさんあるので、ぜんぜん大変じゃなかったですよ
交通費が出る
『通学』だと自分で交通費を払って(何度も)通わないといけないので、教習所が家から遠い人は地味にお金がかかります。

高校だと教習所の送迎バスはあるけど…
しかし、合宿免許の場合は、現地までの交通費が出る場合が多いです。
私ももらいました。
それから合宿の場合は交通費も浮きますが、自分の足で教習所に通う必要もなく、毎朝、宿舎に送迎バスが来ます。
交通費の有無や金額は選ぶ合宿によって異なるので、忘れずチェックしておきましょう。
④食費が浮く

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次は食費が浮くこと。
一人暮らしをしている人も多いかと思いますが、合宿に行くと2週間は料理を作らなくてもいいし、食費もかかりません。
余談ですが、料理に力を入れている合宿を選ぶと、2週間毎日おいしいご飯が食べられます。「食べるの大好き」な人には、控えめに言って天国です。

料理がおいしい合宿は、口コミやレビューを読んだらすぐわかります
⑤友だちと一緒に行ける

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5つ目は、友だちと一緒に行けること。
合宿免許は1人で参加するより、2人以上のほうがお得で楽しいです。
料金も安くなりますし、娯楽を用意している合宿もあります。
入校日が同じだと、教習を受ける流れ(スケジュール)もだいたい同じなので、一緒に行動しやすいです。
教習所の昼食や自由時間も、友達がいると良い話相手になります。

私は一人参加でしたけどね!
⑥友だちができる
合宿で友だちができる場合もあります。
私はめちゃくちゃ仲良くなれた人はいなかったのですが、軽く話す相手なら5~6人いましたし、
他の一人参加の人で友達をたくさん作っている子もいました。

大学生だと友達つくりやすいかも
⑦観光気分で行ける
旅行気分で行けること。

免許を取るのに、旅行気分で行くなんて…
と思うかもしれません。
ですが合宿によっては、ただ免許を取るだけではなく、
- 料理がおいしい
- 自転車無料貸し出し
- 観光ツアー付き
- カラオケなどの娯楽施設が用意されている
…など、教習以外でも楽しめる部分が多く用意されています。(※行く合宿によって違います)
県外から来ている人もたくさんいました。
合宿免許は良すぎてあやしい?
ここまで合宿免許のメリットについて紹介しました。
- 安い
- 早い
- 保証もある
- 娯楽施設もある
『通学』と比較してみると

合宿免許のほうが安いし期間も短いし、良すぎて逆に怖い…。大丈夫なの?
って心配になっちゃいますね。。
合宿免許はなぜ安い?
『合宿』が『通学』より良く見えるのはなぜかというと、『二週間』という期間が決まっている分、
- スケジュール管理がしやすく、回転率がいい
- 教習所自体が地方にあり、物価が安い
からです。
(参考:合宿免許の費用が安い3つの理由と、さらにお得に参加するコツ|合宿教習予約センターの合宿免許わかば)
たしかに私の行った合宿先もかなりの田舎でしたね。教習所自体はキレイで清潔感がありましたけど。
もともと物価が安い、土地が安いことも関係しているのではないでしょうか。

『通学』の良さは、時間の融通がきくので大学や仕事に通いながら取得できることですね。
合宿免許のデメリット
合宿免許のデメリットについて書いていきたいと思います。
①時間が必要
まず合宿には、まとまった時間が必要です。
合間にバイトをしながら/学校に通いながら、合宿免許に行く…なんてことは不可能なので、
2週間は休みが必要なんですね。
なので大学生なら、夏休みや春休みじゃないと取りに行くのはなかなかむずかしいです。
②短期間で覚えるので不安
2つ目は、短期間で覚えるので慣れるまでは不安なこと。
合宿免許では良くも悪くも2週間経って、本免を受けて合格すれば誰でも車に乗ることができます。
驚異的なスピードです。
スポーツに例えるなら、2週間でルールや動き方を教えてもらい、テストして合格。
3週間後くらいには試合に出るという感じですかね。

さすがにそこまで殺伐としてはいませんが。
なので、最初は不安だと思います。
「思います」というのは、誰も『通学』と『合宿』を両方経験する人がいないので、比較はできないからです。。
でも最初は誰でも不安だと思いますし、1ヶ月〜2ヶ月くらい自分で乗っていればかなり慣れてきます。
③現地行くまでが少し面倒…

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合宿免許は見知らぬ土地に初めて行くので、旅慣れしていない人には色々めんどうくさいかもしれません。
旅慣れしている人でも、着くまでにハプニングが起こる可能性もあります。
私も初日、電車の遅延で遅刻してしまいました。
雨だったか人身だったかでしたね。
適性検査には間に合いましたし、事前に連絡していたので、とくに注意されることもなかったです。
ほとんどの人は何も起こらずに到着できるとは思いますが、このようにちょっとした事故が起こる可能性があります。
④空き時間が意外と多い
4つ目は空き時間が意外と多いこと。
『合宿』というとバタバタして忙しいと思われるかもしれませんが、まったくそんなことはないです!
教習と教習の間にも1時間くらいの空き時間がありますし、宿舎に帰るのがめっちゃ早い日もあります。
かなり自由時間が多いんですね。
そうすると
- 暇をつぶせる趣味がない人
- 一人参加で話す相手がいない人
はけっこうやることがなくてヒマなんです。

私は一人参加だった上に、スマホが壊れていたので本当にやることがなかった…
『ヒマでも気にならない人』はいいのですが、そうじゃない人の対処法としては、
- ヒマをつぶせるものを用意しておくこと(スマホゲームとか電子書籍とか)
- 友だちと参加すること
- 友だちをつくること
…がおすすめです。
とはいえ私のようにたまたまスマホが使えなくなる人は0.1%くらいだと思うので、そこまで問題ないでしょう。
私だったら電子書籍を読むかオーディオブックを聴いて時間をつぶすと思います。
合宿免許がおすすめな人
以上が合宿免許のメリットとデメリットでした。
合宿免許がおすすめな人をまとめると、
- 2週間のまとまった休みが取れる人
- なるべく安く免許を取りたい人
- なるべく早く免許を取りたい人
- 友だちと遊ぶのが好きな人
- 旅好きな人、新しいものが好きな人
- 一人でのんびり行動したい人
- 一人でいても苦にならない人
です。
合宿は2人以上で参加している人が多いですが、一人参加の人もチラホラいるのでぜんぜん浮いたりしません。

一人行動好きな人は、旅気分でのんびり参加してみるのもいいかもしれませんね。
『通学』がおすすめなのは
- 忙しく、時間の融通がきかない人
- 時間をかけてゆっくり免許を取りたい人
- なるべく近場で取りたい人
ですね。
さいごに
ここでは合宿免許のメリットとデメリットについて書いてきましたが、
『合宿』を選ぶか『通学』を選ぶかは人それぞれです。
私は実体験から、合宿だと効率がいいので合宿をおすすめしていますが、安けりゃいいってものでも、時間が短ければいいってものでもないと思います。
私なんかの意見に左右されず、自分が「こっちだな」と思うほうを選んでくださいね!
