
合宿免許で免許を取ると、事故率高そう…
…そういう心配ありませんか。
今回は合宿免許の事故率に関する記事を書いていきたいと思います。
合宿免許が事故率高いと言われる理由は、詰め込み教育と安さ

Photo by Jan Baborák on Unsplash
まず、合宿免許で事故率が高いイメージかまあるのは、
- 詰め込み教育
- 安さ
です。
①2週間で免許が取得できる
通いでは1ヶ月〜3ヶ月かかるのに対し、合宿では約2週間という短期間で自動車の免許を取得することができます。
この免許取得までの短さから、「詰め込んで学習していて、ちゃんと技術が身につかない」というイメージがついているようです。
たしかに詰め込み教育
合宿で免許を取得した私からすると、たしかに自動車合宿は詰め込み教育のようなところもあります。
ただべつに、怖い鬼教官に「二週間以内に覚えなきゃここからは帰られねえぞ!」などとどやされたり、
「習ったことはさっさと覚えて!時間ないよ!すぐに試験だから!」と時間が足りなくて慌てさせられることはありません。笑
- 基本操作
- S字クランク
- 踏み切り
- 車庫入れ・縦列駐車
- 一般道路・高速道路での運転
…など、一通りの技術は丁寧に教えてもらえますし、
二週間しかないといえどもかなり時間的余裕はあります。

中学校でテスト勉強をするのに比べたらぜんぜんです
週末or2週間後にはテストがある!
ただ合宿免許のスケジュール上、週末には技能試験があります。
習ったと思えばすぐテスト!…というわけです。
数学の公式を月曜日に覚えて、週末(または来週)にテストがきたら、そりゃあほとんどの人が解けますよね。笑
そういう意味で、合宿って詰め込み教育かなと思います。
私は「通い」の経験がないので、両者のちゃんとした比較はできませんが。
②安い
2つ目は、安いこと。
たとえばAT限定の場合、通いだと約28万かかるのに対し、合宿の場合は約24万円で取得することができます。
これだけでも合宿のほうが4万円くらい安い上、食事や宿泊施設まで用意されています。
私が行った合宿では、朝夕の食事がバイキングでした。豪華すぎますね。
また、早割やグループ割などの割引もあり、総合的に見ても合宿のほうが中身がお得です。
この安さが理由で、
「そんなに安くて大丈夫か?」
「ちゃんとした教習ができないのではないか?」
…と心配になる人は多いようです。
合宿免許は事故率が高いのか?
こういった理由から、「合宿免許=事故率高い」というイメージがついています。
では本当に事故は高いのか?といわれると、そういったデータはありません。
事故をするかしないかは、人によるとしか言えない理由
事故をするかしないかは人によるとしか言えないと思います。
①乗るか・乗らないかによる

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「合宿」であれ「通い」であれ、本免を取得した後にどれだけ乗るか/乗らないかで大きくかわってきます。
原付以上運転者(第1当事者)の免許保有者10万人当たり交通事故件数をみると、16~19歳、20~24歳という若い人の事故件数が他の年代に比べて高いことがわかります。
年齢別のデータため、単純に年齢が関係している部分もありますが、「運転に対する経験・慣れ」もある程度影響していると考えてもいいでしょう。
私は本免を取得したあとに、5年くらいほとんど運転していない期間がありました。
たまにしか運転しないので、そのたびにブレーキやアクセルの位置確認、方向指示器やライトの操作確認をしていましたね。しなきゃいけないほど、忘れていました。
運転技術もかなり落ちていたので、最初は怖く、市内という狭い範囲でしか運転していませんでした。
このように、車の運転は
免許を取ったあとにどれだけ実践するか
に大きく影響します。
②本人の性格にもよる

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第ニに、運転には本人の性格が大きく影響します。
性格が強気な人は、荒い運転をしやすいです。
また、運転自体は丁寧でも傲慢な気持ちがあって、その感情がふとした瞬間に事故につながります。
運転に自信がない、気の弱い性格の人は、あおられやすかったり、後ろから衝突されやすいです。
③乗る環境にもよる
それから、乗る環境にもよります。
事故率の高い道路を走る人はそれだけ事故しやすくなりますし、
田舎のほとんど誰も走らない一本道を走るだけなら、それだけ事故する確率は低くなります。
「通い」がいいのか、「合宿」がいいのか
このように、事故をするかしないかは本人の性格や技術、運転する環境に大きくかかわってきます。

じゃあ「通い」で免許を取ろうが、「合宿」で免許を取ろうがどちらでもいいの?
結論からいうと、どちらでもいい。
けれど、その人にもよる、です。
車の運転に意欲的なら、通学のほうがいいと思います
あくまでここからは私個人の意見です。嫌な方は読み飛ばしてください。
まず男の人に多いですが、
- 運転を仕事にする
- 休日にドライブ行く
- 旅行が大好きで知らない土地を運転する予定がある
…という人。
そういう人は、「通い」でじっくり学ぶほうがオススメです。
「通い」のほうが安心
やはり2週間で学ぶより、時間がかかっても1〜3ヶ月かけて学んだほうが、身体に身につきやすいと思いますし、
何か事故があったときに「合宿で免許取ったせい」となってしまってからでは遅いです。
まあ私の周りにいるトラックの運転手や、車関係の仕事をしている人に聞くと、
「結局はどれだけ乗るかのほうが大事」
「あとは、センスだ」
と言っていましたが。。
興味のない人増えてるよね
こういう人は、合宿だろうが通いだろうがどっちでもかまわないと思います。
私もそうなんですけど、車乗ること自体、興味のないって人いませんか。
ていうか増えてますよね。とくに今の10代〜20代くらいの人。

母ちゃんが免許取れってうるさいからとりあえず取っとくか…

普段はまったく運転しないけど、なんかあって実家に帰省したときに免許がないと困るから、とりあえず取っておきたい!
そういう「特別ガンガン乗る予定はない人」「ピンポイントで運転するだけの人」は、通学でも合宿でも関係ないと思うんですよね。
慣れている道を走るだけなら緊張しないですし、そこまで高度な運転技術はいらないので、最低限のルールと運転技術さえわかっていたら十分です。合宿の詰め込み教育でも足ります。
もちろん、本人の性格と真面目に受けるかどうかで大きくかわりますが、
自分の好きな方選んだらいいと思います。

「思う」ばっかりですみません。やっぱり、なんかあったときに、責任はとれないので
ただ私も学生のときに免許だけ取っといて、あとは5年くらいペーパー状態。
それから急に乗るはめになったんですけど、田舎の広い道路でちょっと練習したら、乗れるようになりました。
家の庭ではちょっとぶつけちゃいましたけどね。
あと、(通いで)免許だけ取って、ずっと乗ってなかった友だちがいたんですけど、
もう一回市内の教習所通って練習して、今は毎日車で通勤してたりします。
だからまあ、長い期間ペーパーであってもなんとかなったりします。
おわりに
合宿でも通いか、どちらで免許を取るかどうかその人がどのくらい運転するかによります。
- たくさん・いろんな地域を運転する→通いのほうが安心
- 狭い範囲を運転するだけの人(通勤、買い物程度)→どちらでもOK
- ピンポイントで運転するだけのペーパー→通いだろうが合宿だろうが、どうせ忘れるからどちらでもOK。とりあえず取得して、乗るときはまた練習しよう。
…という結論になりました。
それでも「あまり乗らないけど、技術を身につけるなら通いのほうがやっぱり安心」と思う人は、通いでぜんぜんいいと思いますし、
たくさん運転しようと思っている人でも「免許は合宿でいい。あとは慣れでなんとかする」という人はそれでもいいと思います。
ただやっぱり何かあったときにケガや命にかかわることなので、最終判断はあなた自身でしましょう。
